一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >太洋株式会社(全国)
暮らしの空間を「改臭」。 靴のニオイコンプレックスを さりげなく解消!
2024年度BRAND MANAGEMENT AWARD 奨励賞 受賞
「暮らしの空間を「改臭」。 靴のニオイコンプレックスを さりげなく解消!」は、消臭商品で社会課題を解決し、人々の生活の質を向上させたいという強い思いから誕生した商品「KININARU NIOITORINO HASHIKKO(キニナル ニオイトリ ノ ハシッコ)」のブランディング事例です。ニオイ・カビを消臭・除菌する製品「きになるニオイトリ」を販売する老舗企業の太洋株式会社では、⽣産時に⼤量に出る端材には同製品と同等の効果があるので、これを有効活用できる製品化に着手。試行錯誤する中でTTDESIGNに相談し、生活雑貨大手小売店での販売を目指してブランディングに取り組みました。
ブランド構築では、化学薬品の知見や経験が豊富であるなどの強みや、社員が少なく時間と人材のリソースが足りないなどの弱みを分析。サスティナブル消費や消臭・除菌・抗菌市場を市場機会と捉え、食品メーカーで企画営業を担当している30代の既婚女性をペルソナに設定。外袋1セット・消臭剤2セットで構成する新商品のブランド名を「KININARU NIOITORI NO HASHIKKO」とし、ブランド・アイデンティティは「暮らしの空間を『改臭』。一度つかったら手放せない商品」、キャッチコピーは「靴のニオイさよなら」と決定しました。
また、靴の中に入れておくだけでニオイやカビを原因菌から除菌するなどの機能的価値や、外袋が繰り返し使えるためサスティナブル消費に貢献できるなどの情緒的価値を持った製品として、仕入れバイヤーへのサンプル配布や消費者へのサンプル配布とアンケート収集を行うなどのコミュニケーション戦略を展開。これらの取り組みによって大型量販店での販売が決定するなどの成果を生みました。