一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >株式会社おさぜん農園(京都府)
日本の農家支援ビジネスモデル「いちごの庭プロジェクト」
2022年度ブランディング事例コンテスト 農商工連携審査員特別賞受賞
「いちごの庭プロジェクト」は、京都府八幡市にあるいちごの観光農園「おさぜん農園」が展開する新事業です。コロナによる外出自粛の影響で売り上げが5分の1に激減したことをきっかけにブランディングに取り組み、既存の「来てもらう事業」に対して「こちらから行く事業」が誕生。「意外性のある体験を求める方に、美しい『いちごの庭』を」をコンセプトに、外出先で非日常のいちご摘み体験ができます。
ロゴマークは、いちごと緑の葉が一面に広がる空間を赤と緑のチェック柄で表現。農園のフェンスをモチーフに、この先に特別な空間であることを示しています。また、チェック柄は終わりなく続くことから、このプロジェクトをこれから繁殖させていく意味も込めています。(日本タイポグラフィ年鑑2022入選)
プロジェクトは、1年目にあべのハルカスで開催すると多くのメディアに取り上げられ、予約で満員になる反響でした。また、既存事業とも相乗効果を生み、5分の1に減少していた売り上げはコロナ前の2倍以上に増加。2年目はT-SITEや公園、住宅展示場などにも開催先を拡大しました。
おさぜん農園がずっと掲げている使命は、いちごを通じて農業の魅力を社会全体に示していくこと。そして、「自分もやってみたい」という人を増やすこと。このプロジェクを通して、いちごと農業の魅力をたくさんの方に体感いただけるように、終わりなく続くチェック柄を京都から日本全国、さらには世界に広げていきます。
詳しくは、こちらのYoutubeをご覧ください。
いちごの庭プロジェクトとは?前編【実録!ブランドデザインの裏側】
全国に広がる“都市型いちご狩り”とは?後編【実録!ブランドデザインの裏側】