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一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >IPU Gibier(岡山県)

ブランディング事例

大学発の地方創生に挑戦する社会課題解決型ブランド「IPU Gibier」
2022年度ブランディング事例コンテスト 中小企業庁長官賞受賞

IPU Gibierのブランディング(岡山県) ブランド・マネージャー:株式会社ファーストデコ 扇野睦巳



「IPU Gibier」は、大学発の地方創生を目的とした、岡山市の環太平洋大学が挑戦する社会課題解決型ブランドです。地方では野生鳥獣による被害が深刻な社会問題。捕獲された野生動物のほとんどが焼却処分されている現状を踏まえ、同大学では、地元の社会課題解決を目的としたブランド構築に取り組む必要があると考えました。

まずは「学生と考えたジビエレザー商品・ジビエ料理」がブルーオーシャンであることに着目し、ブランドを構築。骨や肉も有効活用するためにジビエラーメンの開発に取り組みました。ペルソナは社会や環境問題に関心があり、次世代に貢献したい51歳女性に設定。ブランド・アイデンティティは「~ジビエから生きるを学ぶ~ 人にも環境にも動物にもやさしい、楽しい日常」とし、ネーミングはインターナショナル・パシフィック・ユニバーシティの略称である「IPU」を用いて「IPU Gibier」と決定。ブランド要素とパーパスを組み合わせたカードも作成し、ジビエラーメンの試食会で配布しました。これらの取り組みは多くのメディアで取り上げられて話題を集め、商品化も決定しました。

一方、ジビエレザーは、同大学の取組に共感する東京都墨田区の企業に依頼し、鹿革のカップスリーブづくりに挑戦。ペルソナが娘とお揃いで持ち歩ける商品を意識し、学生がラフを作って生物多様性を表現したロゴを制作しました。平行して、ジビエレザーを使用したファーストベビーシューズも考案し、第4回SDGs提案グランプリで優勝するなどの実績をつくりました。カップスリーブは、東京ソラマチへの出店が話題を集め、企業の応援購入の問い合わせが相次ぐ形になりました。

こうした取り組みが学内にも広がりを見せ、先輩がつくった事例を参考に、もっと身近に食べられるジビエパスタの試食イベントを学食で実施したり、ジビエレザーを使用したキャンプ用チェアの開発にも着手したりするなど、まずは学内からジビエに対する関心を高め、認知度を向上させる活動を推進。地元テレビや新聞等で数多く報道され、授業の取組や学生の想いが学内外に広がっていきました。

2022年度のブランディング事例コンテストでは、日本人学生、ベトナム人留学生の混合チームと、岡山県内外の中小企業がコラボレーターとして加わる産学連携の取組が評価され、中小企業庁長官賞に選ばれました。




IPU Gibier


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