一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >アイピーシステム株式会社(岡山県)
社員数2倍&定着率50%UP! 採用ブランディングで会社を進化させていく
2023年度ブランディング事例コンテスト 奨励賞 受賞
「会社を進化させていく採用ブランディング」は、新卒を中心とした採用ブランディングの事例です。岡山県に本社を構えシステム開発を手掛けるアイピーシステムでは、採用が売り手市場であり、同業他社との差別化が難しいという課題がある中、顧客折衝が可能なシステムエンジニア(SE)の採用を目的にブランディングに着手。「自社の独自性を明確化し、企業ブランディングの観点からSE志向学生の採用を目指す」というゴールを目指し、様々な施策に取り組みました。
ターゲットは中国・四国地方の学生に設定。そして「働きやすく、健全な労働環境や生活面での安心感、教育・評価制度、任せる風土」などの独自価値を深掘りし、開発者の人間性でクライアントから選ばれているという強みから、ブランド・アイデンティティは「人間性能で勝負し、使い手に配慮されたシステム開発をする会社」と決定。「人間性能で、人にやさしいシステムを。」という採用スローガンも決めました。そこから、コミュニケーションツールとして従来なかったロゴを制作。社員同士の距離の近さなどを表したキービジュアルも作り、企業ホームページやパンフレットも刷新しました。
これらのブランディングの結果、2014年以前に32.1%だった新卒の定着率が、2015年以降は82.1%と大幅にアップ。取引先からの好感度も向上しました。こうした取り組みが評価され、2023年度ブランディング事例コンテストでは奨励賞を受賞しました。