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設立趣意

そもそも「ブランド」とはいったい何なのか?
「ブランディング」・「ブランド戦略」・「ブランド構築」といった言葉が、
すっかり一般的に用いられるようになりましたが、実際にその定義を正確に把握しているかと言えば、
必ずしもそうは言いきれません。
「ブランド」とは気の利いたネーミングや洒落たデザインことではなく、
また広告だけで短期的に築けるものでもありません。
企業の経営やマーケティングの考え方そのものを反映した、
「顧客の気持ちの中に浮かび上がる1つのカタチ」と言えるものなのです。

つまりブランド戦略は、企業規模に関わらず、経営戦略そのものであり、
長期的に経営を安定させていくための根幹プロセスと言えます。
そうした意味においてブランド戦略を重要視する企業では、ブランド・マネージャーはキーパーソンとなります。
このような状況にあるからこそ、日本においても、ブランド・マネージャーの育成は急務と言われています。

しかしながら、協会設立の計画が始まった2000年ごろはブランド・マネージャーを養成する専門機関や
資格を発行する機関がなく、ブランド・マネージャー同士が情報を交換し、学びを深める場、
コミュニティもないのが現実でした。

企業経営において、極めて重要な役割を担うブランド・マネージャーを、多くの企業内に生み出す事。
それこそが日本経済の発展と、ひいては日本ブランドを世界に知らしめる礎となる。
そう信じて2008年にブランド・マネージャー認定協会は設立されました。

協会では優れたブランド・マネージャーを育成するために、今までにない独自のメソッドで考案された、
標準化されたカリキュラムを開発。
学術的で難解だったマーケティング論、ブランディング論を分かりやすく解説するとともに、
机上の空論で終わらせないための様々な仕掛けで、現場で使用できるスキルを身に付ける講座を
展開することに成功しました。

こうして、日本で唯一のブランド・マネージャー、ブランド構築のプロフェッショナルを
養成する専門機関であるブランド・マネージャー認定協会は2010年に一般財団法人化をし、
今では認定トレーナーによって全国各地で講座開催が行われています。

協会設立から約10年が経った現在、次に目指すこととしては、
ブランド・マネージャーが、企業価値の持続的成長へ向けた取組として、
「社会課題起点」でビジネスを思考することだと考えています。

私たちは、設立当初の気持ちを持ち続け、優れたブランド・マネージャーを生み出し続けると同時に、
社会的課題”解決型の「ブランディング」教育の日本一を目指す
学びのコミュニティであり続けるため、以下のVisionを掲げ、向上心を持って努力していく所存です。

Vision


「ブランド」の教育を通じて、
ブランドとビジネスに深い洞察と実行力を持ち、
且つ社会的価値提供の視座を持つ人材を育成し、
彼らが集う世界に通用するビジネス・コミュニティを築く