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一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >岐阜県本巣市(岐阜県)

ブランディング事例

予算ありきの発想から脱却!持続可能な地域ブランディング
2023年度ブランディング事例コンテスト 地方創生審査員特別賞 受賞

持続可能な地域ブランディング(岐阜県) ブランド・マネージャー:合同会社Brand.Communication.Design. 平野朋子
・本巣市役所 市川福太郎 プロジェクト名:本巣市ブランドアンバサダー会議

「持続可能な地域ブランディング」は、岐阜県南西部にある人口約3万3000人の本巣市の事例です。本巣市では、全国の自治体と同様に移住・定住促進に力を入れていましたが、人口は2013年から転出超過で減少傾向に。社会減が続く現状を打開するため、市の魅力やブランド力の整理・発信を目的に、職員と市民が主体となりブランディングに着手しました。

はじめの1~2年は庁内の職員メンバーで、外から人を呼び込むためのエクスターナルブランディングに注力。その結果、住民へのブランド浸透へより力を注ぐ必要性を実感し、ブランディングで目指すゴールを「シビックプライドの醸成」と設定。続いて、市民が地元を愛せるようなインターナルブランディングに取り組みました。

3年目からは、影響力のある市民をブランドアンバサダーとして巻き込んでブランド・ビジョンづくりに着手。市民が主体的に街に関わることで暮らす喜びが生まれ、その喜びを持続させていきたい、という思いを込めて「暮らしを自給し、暮らすよろこびが持続するまち」というブランドビジョンを作り、「よろこび、ぞくぞく 自給持続」というタグラインも作成。

市民の移動手段であるレールバスや本巣市で古くから伝承されている能郷の能・狂言で用いられる面など本巣市らしい要素を取り入れたロゴも開発しました。4年目は、ブランド戦略をまとめたブランドブックをリリースし、職員やブランドアンバサダーが中心となってブランド・ビジョンに沿った施策を進めていきました。

こうした活動により職員の中に顧客目線が生まれ、バラバラだった施策は一貫性のある効果的なPRが可能に。その結果、2022年の人口は転入超過となるなど社会増を実現しました。また、「個を生かす教育」「ワークライフバランスの支援」「住み続けられるまちの維持」という3つの社会課題へも貢献するなどの成果を生み、2023年度のブランディング事例コンテストでは地方創生審査員特別賞を受賞しました。








本巣市


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