一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 > 株式会社タイシコーポレーション(大阪府)
イベリコ豚専門店をブランド力強化でV字回復
2019年度ブランディング事例コンテスト 優秀賞受賞。
2000年前後に世界的に狂牛病が流行。
日本でも牛肉が売れなくなり、牛肉関係の企業が次々と倒産する中、その改善策として、創業者がスペインから初めてイベリコ豚を日本に輸入しました。
当初はイベリコ豚の知名度も低く、通常の豚肉の価格の3倍ということもあり、全く売れず一時は倒産の危機になりながらも、地道な営業活動を続けていくうちにイベリコ豚のおいしさが伝わり、2005年には直営店舗を展開、14店舗まで拡大しました。
ところが、2010年に店舗の売上げ減少し始め、毎月400万円の赤字が出るまで業績が悪化。
再び倒産の危機に見舞われ、半年間で9店舗閉鎖するにまで至りました。
ブームの終焉と経営の多角化により、業績が低迷していたイベリコ豚専門店を立て直したリブランディング。
古くから守られてきた食文化を深く理解し、世界一とまで言われた生ハムの歴史や背景を消費者に伝えていくことを使命として、環境問題の解決も視野に入れた新たなミッションを確立。
メニュー、店舗、サービスなどを作り込み、さまざまな観点からストーリーを発信。
結果として客単価1.5倍、リピート率60%超えなど、大きな成果を挙げました。