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一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > ブランディング事例 >株式会社OICHOC(埼玉県)

ブランディング事例

ブランディングで生まれ変わった理容室「OTOKO DESIGN」
2022年度ブランディング事例コンテスト 大賞・日本弁理士会会長賞受賞

OTOKO DESIGN(埼玉県) ブランド・マネージャー:株式会社OICHOC 八幡清信



「OTOKO DESIGN」は、埼玉県新座市にある理容室「プレミアムヘアーサロンKOTOBUKI」が立ち上げたブランドです。理容業界は低賃金・低単価化が著しく、人手不足が深刻化しているのが現状。KOTOBUKIも例外ではなく、ブランディング前の新規採用数は年間0人、客層は6割が60代以上の高齢者で、95%が既存顧客という状況でした。
そのため、先代の築いてきた文化と後継者の思いを生かしたブランディングに取り組む必要がありました。

まず取り組んだのはインターナルブランディングです。チーフデザイナーである二代目を中心に、チームブランディングでコンセプト作りに着手。経営理念を見直し、3C分析を実施するなどブランド・マネージャー認定協会STEPを活用しました。その結果、KOTOBUKIがロサンゼルスへの定期的な社員旅行で最先端のヘアデザインを直輸入していることに着目し、「オトコのブランド力をアップするデザインセンス」というオンリーワンの魅力を発見。そこでブランド・アイデンティティは「自分ブランドを高め、プレミアムな男を作る洗練されたデザイナー」と決めました。さらに従業員のモチベーションアップのため、等級評価制度も見直し、「デザイナー」の名称を積極的に採用しました。

エクスターナルブランディングでは、新たにサービスブランド「OTOKO DESIGN」を創造。新ブランドでは、理容師の「刈り上げ技術」と「アイロンパーマ」が最大限に生かせる、ロサンゼルス直輸入の「FADEカット」を全面的にプッシュしました。また、ブランドコンセプトを基に「オトコを上げろ。」というキャッチコピーも制作したほか、ウェブサイトや内外装のリニューアル、名刺、ブランドブックの作成、SNSプロモーションなどを次々に実施。オリジナルのスタイリング剤も開発するなどさまざまなアウトプットを手掛けていきました。

これらのブランディングにより、売り上げはコロナ前の2018年と比較して170%アップを達成。スタッフ数も160%アップを実現しました。こうした取り組みが高く評価され、シンポジウム参加者の投票で選ばれる2022年度のブランディング事例コンテストでは大賞に選ばれました。






OTOKO DESIGN


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