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ブランドありきの店舗創りで茅野市を活性化

株式会社イマージ 代表取締役社長 北原友氏

【プロフィール】

株式会社イマージ
代表取締役社長 北原 友

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 トレーナー
2016年度ブランディング事例コンテスト 大賞受賞

1984年長野県生まれ。日本大学で建築を学び卒業後、ジャクソンの愛称でインディーズバンドのドラムを担当し、東名阪ツアー、全国ツアー、CDリリースを経験したのち、イマージに入社。建築事業に加え、自社経営の飲食店5店舗、物販店舗、フィットネスジム、ホットヨガスタジオのブランド・マネージャーを務める。2015年には商業界より出版の「お店の売上を倍増したいならお金をかけずにアイデアで勝負する!―販促ウエポン100」に参加、その後も月間商業界に寄稿するなど、ブランディング・マーケティング戦略の分野において活発に活動している。2016年のブランディング事例コンテストで大賞を受賞した地元墓石店や老舗寿司店のV字回復、高単価美容室の独立支援などのクライアント案件においても、理論に基づいたブランド戦略からの店創りで繁盛店を創り出している。

北原 友 氏 インタビュー

長野県茅野市で店舗のブランディング構築から設計・デザイン、建築まで一貫して担当する、一級建築士事務所の株式会社イマージ。単なる建築屋ではなく、クライアントのブランドづくりからサポートする手法で人気を博し、経営再建にもかかわってきました。代表取締役社長の北原友さんは2代目社長。「自分ならではの強みがない」と悩んでいた時にブランド・マネージャー認定協会の講座と出会い、講座を受けることで自信につながったといいます。北原さんに協会の講座の魅力をうかがいました。

聞き手

北原さんの自己紹介と現在のご活躍を教えてください


北原氏(以下、敬称略)

主に中小のサービス業の仕組み化をベースに、経営・マーケティング・ブランディングをトータルでサポートして、よりブランドの浸透を確実なものにしていこうと活動しています。今は時代の大きな転換期ですので、単に規模の拡大や販売促進の強化というレベルでなく、本当の意味で長く通用するようなビジネスモデルをベースにブランド化していきたいです。お客様のミッションの創出から勝ちパターンを作るために商品やサービスを改善し、それを浸透させるための世界観を創ったり、プロモーションを強化したり。そのような形で戦略作りから実践のサポートまで、幅広くサポートしています。


北原

大学卒業後はインディーズバンドで全国を回っていましたが、その後、父が創業したイマージに入社しました。どうやっても父を越えられないと思い悩んでいるとき、ある方からブランド・マネージャー認定協会を紹介していただき、ブランドを勉強したらはまっていきました。

 イマージの企業理念は「元気な街」で、地元の茅野市をどうにか盛り上げたいと思っています。お客様のお店を創るのが主な業務ですが、自社でも飲食店やフィットネスジム、駄菓子屋などを展開しています。


聞き手

最近はどのように過ごされていますか?


北原

社内で建築、住宅、店舗経営の3つの部署を統括しています。メインは店舗を創ったり直したりしたい方と一緒にブランディングから入り、創ったブランドに合った設計を設計士が担当する、ブランディングありきの建築をしています。


聞き手

ブランド・マネージャー認定協会の講座受講前は何をしていて、どんな課題がありましたか?


北原

入社後はまずカフェを立ち上げて1年間店長をしました。その後は建築分野を担当し、現場の職人さんたちとお店創りをしましたが、自分の性格的に線を引く細かい作業はあまり得意ではないと気づいたんですね。当時は「これだけでは社内で誰にも負けない」というものがなく、2代目として何をしたらよいかわからない状態でした。


聞き手

ブランド・マネージャー認定協会の講座を受講して、どんなことが役に立ち、自身にどんな変化がありましたか?


北原

自分の立ち位置が分かり自信がつきました。講座のたびに東京に行き色々な人と出会って勉強するのはいつも楽しく、研修というよりも半分遊びに行くくらいの気持ちで協会に通っていたら、ベーシック、アドバンス、トレーナーと進むことができました。

今は新しい店をやりたいという話があると、すでにブランドがあればそれをどう図面やデザインに落としこむかという作業になりますし、ブランディングに悩んでいればお客様と一緒に協会で学んだ8つのステップを踏んで、ブランド・アイデンティティを立ててブランド要素を整理し、要素にあった店舗にしていきます。普通の建築屋さんではなく、戦略パートナーとしてお店を創るイメージです。


聞き手

協会の型の具体的なアウトプット例を教えてください。


北原

信用金庫や会計事務所と、地元の大きなお寿司屋さんの経営再建に関わり、プランニングやブランディングを担当しました。最盛期は年商1億円のお寿司屋さんが年商3000万円台まで落ちこんだので、世代交代のタイミングでギアを入れなおそうという案件でした。ブランディングをしながら店舗を直し、メニューの構成もしました。今は年商8000万円を超えてきており、お寿司屋さんや銀行にも喜んでいただきました。


聞き手

ブランディングを学ぶことによってご自身の感情にどのような変化がありましたか?


北原

人生ががっつり変わったと思います。きちんとしたノウハウをもとにお客様の相談にのれるので、自分の自信が全然違います。うちの一番の大きな目標は地元を元気にすることなので、そこに近づくためには絶対的に必要なノウハウだったと思います。


聞き手

ブランド・マネージャー認定協会の講座が、他の講座と違うと思ったのはどういった部分でしたか?


北原

セミナーに行くのはいつも本当に楽しかったです。「この案件を誰かに相談してみよう」と思うと、色々なプロフェッショナルが協会内にいらっしゃるので出会いのきっかけにもなります。そのコミュニティはすごく大きいと思います。


聞き手

ブランド・マネージャー認定協会の講座はどのような人におすすめですか?


北原

お店の経営者はもちろん、私のような2代目経営者や、悩んでいる方にはぜひ行っていただきたいです。何か武器がほしいという方にとってすごく良い経験だと思います。