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協会本部コンサルタントの武川が特許庁の知財金融促進事業 「知財金融専門家」として富山県高岡市にある高岡信用金庫様本店にて登壇

富山県 / 高岡信用金庫(特許庁 知財金融促進事業)



 あられの降る3月5日に高岡信金様本店で登壇。テーマは、長野県信用組合さんと同様攻める知財戦略”中小企業の社長でも明日から取組める「失敗しないブランド戦略構築」。

 企業の強みとなる知財をブランドとして昇華させ、更にはビジネスに繋げるために「魅せて伝える」ことが重要であることを説明。しかしながら、同庁知財総合支援窓口の「ブランド専門家」にも認定されている武川は、中小企業の現場で起きている共通するブランドの課題を示唆。その課題を解決する有効的手段に、同庁の専門家派遣制度の活用があることを説明。取引先の成長度合いにあわせて段階的に国の諸制度を具体的に提案できる行員の“個社に寄り添った本業支援力”は、単なる融資活動とは違う差異化された付加価値支援であり、取引先より大きく評価される点と考えられる。



 また、今回の勉強会には70人以上が参加。中でも、現場経験が少ない多くの若手営業パーソンの意欲的な参加が目立った。企業でさえ先行きが不確実であり、行員も諸先輩方のこれまでの成功体験を踏襲することが、必ずしも成功するとは約束されない昨今である。中小企業の実態をしっかり把握し、どの様な支援を行って関係性を構築すべきかと日々悩んでいる若手の方々に、世代や経験を超え、社長と稼げて儲けられる共通言語が「ブランド」で可能になる趣旨を説明。また、知財総合支援窓口の専門家派遣制度を活用することで、若手行員の方々にとっても知識が補完され、他の企業支援にも横展開できる旨、説明を加えた。


 地元密着となる信用金庫にとって、どれだけ企業に寄り添い的確な支援ができるかが、重要。どこも企業の成長に合わせ、需要にあった融資支援を行うが、共通するのは“保証協会付き”融資。今度はそれだけでなく“専門家支援付き”となると、他行との差異化になるのではないだろうか。