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一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会 > オムロン ヘルスケア・カゴメ 若手合同研修会

オムロン ヘルスケア・カゴメ若手合同研修会

ヘルスケア産業を担う大手2社の
若手社員の合同研修会の実施

血圧計や体重体組成計などの発売の他、電動歯ブラシや歩数計などの一般向けの健康機器類を取り扱うオムロン ヘルスケア社と、飲料、食品、調味料の大手総合メーカーのカゴメ社の次世代のヘルスケア産業を担う若手社員の皆さまが、合同研修会を実施しました。

研修
テーマ
~VUCA 時代“予測不能”における営業パーソンの命題に迫る~明日から使える新しい顧客価値創造に必要な「営業力」の習得
研修カテゴリー:マーケティング研修
昨今、働き方改革が求められ叫ばれる中、企業はいかに売上・利益を落とさない形で働き方改革を進めるかがカギです。そのためには限られた時間とリソース、与えられた環境・条件のなかで生産性を向上させ、いかに企業として効率的に営業利益を上げていくかが重要課題となっています。
そのため、営業部門の生産性を向上させるメカニズムを、形式的や表面的な営業組織(小集団)の“構造上の型”にこだわるのではなく、その組織を形成している 営業パーソン()が進化することで組織自体の機動力を上げ、結果的に生産性を上げてゆくという“営業組織の本質”に着目し、設計しました。
研修
テーマ
2030年の「ニッポンの野菜不足ゼロ」「ゼロイベント」について考える
  • ニッポンの野菜不足ゼロ
    ニッポンの野菜不足ゼロ
    野菜不足解消による健康寿命延伸を目指して、野菜を中心とした商品、「モノ」と、知見やノウハウ、「コト」で、「日本人の野菜不足をゼロにする」ことを目指した活動に取り組んでいます。
  • ゼロイベント
    ゼロイベント
    地球上の一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献」をミッションに、高血圧を起因とした「脳・心血管疾患」の増加という世界的な社会課題を解決するために、脳・心血管疾患の発症ゼロに取り組んでいます。
両社の「ゼロ」、ダブル「ゼロ」に向けて
両社の共通の課題「健康にアプローチするダブルゼロ」に向け、両社の若手社員がグループを組み、10年後 2030年の未来を考える研修を行いました。
合同研修は3回行い、最後の3回目には成果発表とし両社の上長に両社の混合グループでプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションの様子

研修の様子

研修
1回目
営業パーソンに求められる営業技術の習得1回目は業態の違う両社共通の営業課題として、
営業パーソンに求められるスキルや考え方などを座学で学習しました。
1回目研修の様子

1回目はカゴメ社研修施設で行いました。
この時、両社社員の皆さま方も初めて会うこともあり、お互い自己紹介などを行いました。
研修では、マーケティングの座学研修と、チームに分かれてのワークショップなどを行い、盛況に 1 回目を終えました。

交流をより深めるため、
カゴメ社主催で懇親会を実施
懇親会の様子と一級資格者の山口さん

カゴメ社には「オムライス検定」と呼ばれる内部検定試験があり、今回受講者の中にカゴメ社内に 11名しかいない「 1 級資格者」の山口さんに講師をお願いしました。
(山口さんの上長は「 3 級」でした 笑)

懇親会の様子

講師の山口さんよりデモンストレーションでオムライスの作り方を教わりました。
(講師にお礼のメッセージを添えてプレゼントしてもらいました。)

オムロン ヘルスケア社の皆さまも楽しくオムライス作りをしました。

研修
2回目
市場創造の疑似体験2回目は実際に最後に行われるプレゼンテーションに備え、市場・顧客のニーズを考えた上で、
2030 年に向けた市場創造の疑似体験を行いました。
2回目研修の様子

2回目はオムロン ヘルスケア社の研修会場で行いました。
最終回のプレゼンテーションに備えて、実際の顧客ニーズをチーム内でブレストしながら進めました。
適宜、講師よりフレームワークの使い方などのレクチャーが入り、 10年後の将来を考えながら新たな市場創造を体験しました。

今回は3チームに分かれてプレゼンテーションを行いましたが、研修時以外でもチーム毎に予定を合わせて準備をしました。
(3チームとも、プレゼンに備えて4回程度摺り合わせをしたそうです。)
研修
3回目
プレゼンテーション(成果発表)ついに集大成。プレゼンテーションです。
2030年の新規ビジネス・プランのプレゼンテーションのため、両社の上司の皆さま方も大勢参加頂き、メンバーの皆さまは少々緊張気味でした。
Aチーム
Aチームプレゼンの様子

Aチームの10年後のビジネスモデルは
“働く会社員に「知識」・「栄養」・「健康的な生活」”
と現在両社が掲げている課題を中心に新たな新規ビジネスモデルを設計しました。

聞いて頂いた両社の上長からも忌憚のない意見を頂くことができました。

Aチームプレゼンの様子
Bチーム
Bチームプレゼンの様子

Bチームの10年後のビジネスモデルは、今後のヘルスケア産業の拡大推定から、テクノロジーなどを活用したセルフケアなどの未病対策といった両社の提案したい価値を上手く取り込みました。

質問に対しての回答も補足で答えるなど具体的な提案でした。

Bチームプレゼンの様子
Cチーム
Cチームプレゼンの様子

Cチームは両社+別のアライアンスも念頭に、両社のブランド力の信頼感・安心感などを利用した新規サービスのビジネスモデルを構築しました。
収益性だけでなく、社会的課題にも着目させた内容となっておりました。

チームワークも抜群なCチームでした。

Cチームプレゼンの様子

受講者・お互いの感想

合同でのプレゼンテーションを終えて、
同世代の会社の枠組みを超えた関係が生まれました。

  • 社内の人とは違う視点や意見を感じました。
  • 自社の当たり前(考え方・知識・能力)がそうでないことに気づけた。今後も関係を続けていきたいと思った。
  • 社風の違い、同世代の働き方など、今まで知る機会がなく興味深かった。
  • 同じヘルスケアでも全く異なるコラボだったので、考え方も異なって普段の社内では聞けない貴重な意見が聞けて刺激になりました。
  • 社外の方との研修は非常にありがたいです。
  • 課題のために集まったとき、色々なことが聞けて刺激になった。
  • 持っているデータや考え方が違ったので、新たな刺激や考え方を学ぶことが出来た。
  • 他社の同年代社員の考え方や課題・仕事内容に刺激を受けた。
  • チーム毎の特色の違いに刺激を受けました。
  • 同世代他社の方と交流ができ、お互いの仕事内容や悩みを聞けてよかった。
  • 同世代他社の方と仕事する機会がないので、仲間が増えた感覚になった。
  • 同世代でも思考回路や考えている視点の違いなどに刺激を受けた。
  • 数字への感覚・意識やマネタイズの仕組みなど多岐に渡ってレベルの差を感じた。とても刺激になった。

両社の研修企画者に聞いてみました!

カゴメ株式会社 
健康事業部研修責任者 前田様
Q研修導入のきっかけを教えてください。
A両社は「健康寿命の延伸」を重要な経営課題とし、カゴメは「日本の野菜不足をゼロにする」ことを、オムロン ヘルスケアさんは「脳・心血管疾患の発症をゼロにする」ことを目標に活動している中で、“ゼロ”を実現する為には、両社の若手営業パーソンは何を考え、どのような行動が必要なのかについて、合同研修という場を通じて学んでほしいと考えました。
Q弊協会の研修に期待したことは何ですか?また、研修中の参加者の様子などはどうでしたか?
A2030年「Wゼロの社会」を実現するために、取り扱っている商品が違う両社の若手営業パーソンが集まり、様々なブレストや議論を通じて、2030年を先読みした市場創造力の向上に期待しました。また、目の前の仕事ばかりに集中するのではなく、社内外の同世代の人と交流することで、広い視野、高い視座を持つきっかけになってほしいと考えました。
Q研修実施後の変化はありましたか?
A今回学んだことを普段の業務の中でどのように実践できるかを意識して、仕事に取り組んでいると感じます。また、両社の同世代が集まり、普段の働き方、仕事に対する考え方などの多くの刺激があり、今後、各自が自身の働き方を考える良い経験になったのではないかと考えます。第1回目終了後の懇親会&オムライス作りもみんなで盛り上がることができ、楽しい交流になりました。
Q今回の研修の感想をお願いします。
A今回参加したメンバー全員が合同研修を通じて「わかった」ことが、常に「実践できる」ように、今後もお互い切磋琢磨しながら成長してほしいと考えます。また、今回の合同研修を導入して、両社のありたい姿・ベクトルが同じであれば、1社だけで研修するより2社で合同研修したほうが参加したメンバーにとって良い刺激が多かったのではないか、と感じました。
オムロン ヘルスケア株式会社
グローバル人事本部総務企画部研修責任者 山本様
Q今回の研修に期待したことは何ですか?
A今後の「ゼロイベント」を担っていく社員が現在の若手社員であり、経営では常に「井の中の蛙」にならない様、外部交流を推奨していましたが、きっかけを与える機会がなく、困難でした。また、若手社員の入社後のギャップなど、本質的な満足度(ワークエンゲージメント)を向上させていきたいと考えていました。
今後を担う大切な若手社員は、予測不能な時代を乗り切るため、オムロン ヘルスケア社では「目標設定力」と「展開力」を伸ばすため、視座を高め世の中の流れを汲み取った人財になって頂く様、課題にしていましたが、今回の研修が気付きになることを期待しました。
Q今回の研修で気付いたことは何ですか?
A若手社員の皆さんの周りに溶け込む順応能力が高いことに感心しました。
特にプレゼンのために両社で自発的に集まる、外部交流を積極的に体現するなど自社の若手社員の交流に驚き、改めて今回の研修のきっかけを作れたことが良かったと感じました。
Q研修実施後の変化はありましたか?
A若手社員向けのこの様な自由創造な研修の機会があまりなかったので、皆満足していました。
研修後、実務でもカゴメさんとタイアップし顧客へ提案するなど変化がありました。
一緒に顧客に提案し気付いたことですが、顧客側もこういったタイアップを望んでいたことが分かりました。今後も顧客の本質的ニーズに応えていきたいと思います。
Q研修受講者へのメッセージをお願いします。
A今回の研修でカゴメさんと合同で研修を行ったことは、若手社員の課題の共有などが出来て大変良かったと感じます。
今後の研修を学びのみで終わらせず、実践し事業の貢献に期待しています。

研修の講師

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会
シニアコンサルタント 武川 憲
VUCA時代、営業力(価値提供能力)の向上が急務
先の見通しがつかないVUCA時代の今日、企業は待ったなしで営業組織の変革が求められています。
企業の抱える課題は業種業態、個社固有に異なりますが、こと営業部門に於いては規模の大小にかかわらず共通した課題があります。単なる売上を追求する時代は既に終焉をむかえるなか、営業スタイルは価値共創型へと進化し、その役割も大きく変化しています。
企業は競合や新規参入の追随を防ぎ、持続的成長を達成するためにも、新たなる消費市場の創造と顧客と価値共創を担う営業組織の営業力(価値提供能力)の向上と強化が急務となります。
前例主義からの脱却。ダイナミズムな発想から生まれた挑戦
今回の営業研修では、異業種ではあるものの産業的には同じヘルスケアに属する領域でのコラボレーションです。
市場では、商品やサービスにおける異業種コラボは決して珍しく無い世の中になりましたが、研修段階からコラボするというダイナミズムな発想はとてもチャレンジングな試みです。
大手両社とも前例が無いなか、しかしこのままではという危機感から生まれた新しい取り組みであり、これまでの形式化された研修プログラムではなく、新たなる価値創造を生み出すべく「学べる仕組みづくり」が自社の課題と認識しておりました。その様な両社の出会いがあり、共通する課題を双方で補えないかという垣根を超えた発想から今回のプロジェクトが誕生しました。
営業組織の革新に向けスタートさせた大きな一歩
当営業力強化研修では、成長産業であるヘルスケア産業での新たなる挑戦を目指し、カゴメ様及びオムロン ヘルスケア様との異業種合同で行いました。研修対象生は、次世代を担う若手営業パーソンを中心に、社会的課題解決に向けた実践的営業力強化研修です。
1社では解決できない大きな社会的課題を、2社の経営資源にある「強み」を新結合しながら新しい消費市場を創造し、どの様に社会貢献し経済面を補完するか、社会性と経済性の両輪を意識しながら仮説創造を丁寧に行いました。これは、先般行われた、ワールド・マーケティング・サミット東京2019でも強調されていた通り、世界で共通認識されている社会的課題の解決(例:SDGs)への取り組みは、マーケティングの一丁目一番地の課題です。
CSRのように社会性だけに偏らず、経済性との両立を是とするCSV的経営志向は、企業が取り組むべき大命題であることは間違いありません。
目的は自立自走できる営業パーソンをつくる!
当研修では、与えられた仕事をこなす術の習得ではなく、自立自走し自ら稼げる営業パーソンの形成を目的に、価値提供能力に必要とされる「知識」と「技術」を座学と実践的ワークショップを体験して習得してゆきます。
具体的には、ビジネス機会を導き出すマーケティング戦略・戦術の組み立てや論点・仮説・論理思考法、また、組織には不可欠となるファシリテーションやチームビルディングまで統合的に組み込まれたプログラムとなります。
多くの企業では分業化が進み、部分最適化が課題とされるなか、自ら仮説を立てビジネスを設計し、チームとして連携しプレゼンするまで一貫した流れを自分事として最後まで携わります。
次世代を担う営業として必要とされる高い視座、広い視野、鋭い視点を涵養し、明日から活かせる学びの多いプログラムです。
営業革新、営業力強化研修のカスタマイズ
最近では、新入社員のみならず、固定観念や業界の常識に染まってしまったミドル層や、企業統合などによる異文化同士の社員に向けた共通言語と共通価値観の醸成にも役立つプログラムとして起用されております。
誰が研修するのか?研修生の何を向上させたいのか?会社としてブレイク・スルーさせたい課題やボトルネックを炙り出し、企業のニーズに合ったカリキュラムをプログラム致します。
研修後には、定性的、定量的なデータを基に、研修後の課題やステップ・アップに向けた取り組みをご提示し、持続的な自己研鑽環境の設計とご支援をさせて頂きます。