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2011年09月06日

第2回公開シンポジウムを開催しました vol.2


実践発表のお2人目は
インバウンドコンサルタンツの榎本真弓氏による
「価格競争に巻き込まれない
 永続経営を目指す温泉旅館の
「癒し」ブランディングとは」ということで
上諏訪温泉しんゆ のブランディングについて
お話いただきました。
 

赤字旅館を買い取り、ブランディングを取り入れて
他宿泊施設との差別化をはかったことにより
宿泊稼働率を3割から6割の引き上げに成功。
 

そのブランディングの内容を
惜しむことなく発表いただきました。

 

この事例のブランディングは
協会の型にのっとって作られていたため、
卒業生の方々にとっては
とても関心が高かったと思われます。

 

現状を分析し、セグメンテーションを行い
ターゲティングを決める。

そして目指すべきポジショニングを定めて
それを具体化していく。

 

また講演中には、ブランド要素である
映像やBGMもご覧いただき
さらには、しんゆにそなえつけてある「ゆかた」を
榎本氏が着用しながら発表を行ったため
参加者のみなさんにしんゆを体感していただくことができました。

つづいて、実践発表の3人目は
当協会評議員でありクリエイティブハウスR-3の小池玲子氏に
「日本酒の新ブランド開発に最も重要なものは、
「ブレない心」と「勇気」」と題しまして
富山にある蔵元の日本酒の商品開発について
発表いただきました。

まずは日本酒の背景についての説明があり、
日本においての需要の低下から
海外へ向けて商品開発をすることになる経緯のお話がありました。
 

次に、この商品のネーミングやパッケージについての
いくつものこだわった点を説明いただきました。
 

とくに、ネーミングについては
海外に輸出されたときに、どの国でも発音ができ
なおかつ日本らしいネーミングにするための
こだわりからくるクオリティの高さには
多くの参加者の方々から
刺激を受けましたとの声をいただきました。
 

そして、最後にその商品である
「575 77 WAKA」とパッケージをご披露。
 

講演終了後に、この商品の周りには
一目みたいと思う人たちによる人だかりができるほどでした。


 

つづく

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