2017年07月11日

ブランド名言集　Vol.162

*☆*――――【　ブランド名言集　Vol.162】――――*☆*

■戦略なり経営というものは、さまざまな断片を
つなぎ合わせた総体として初めて意味を持つ

競争戦略に関する戦略論は、
これまで数多く出されてきました。
たとえ、成果に裏打ちされた方法であっても、
うまく動いてくれないことがあります。
そうした戦略論の多くは、企業が抱える
大きな問題をいくつかの構成要素に分解し、
ひとつひとつの要素を別個に検討していきます。

しかし、個別の構成要素を検討するよりも、
各要素の連動性に着目する必要があるのです。
競争戦略は、「だれに」「何を」
「どうやって」提供するかに関する
企業のさまざまな「打ち手」で構成されています。
この「打ち手」は、他社との違いを
作り出すものでなければなりません。
そして、それらをつなげ、組み合わせ、
相互作用を起こさせることで、
初めて長期的な利益が実現されるのです。

出典:
『ストーリーとしての競争戦略』
楠木　建 著
　
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