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第7回インターナルブランディング勉強会

開催概要
ブランド・マネージャー認定協会 IBカリキュラム編集委員 城戸 康彰 氏 ブランド・マネージャー認定協会 IBプラクティショナー
日本ペイントグループ
社内エンゲージメント向上 有志コミュニティ「EFE(Engagement for Employee)」
コミュニティプロデューサー
田中 友依子 氏
開催レポート
第7回インターナルブランディング勉強会開催レポート
第1部:IBプラクティショナー・田中友依子氏(日本ペイントグループ)による事例発表
日本ペイントグループの有志コミュニティ「EFE(Engagement for Employee)」を立ち上げ、推進してきた田中友依子氏より、活動の歩みについてご発表いただきました。
創業145年の老舗メーカーという組織において、「経営と現場の断絶」「言ったもん負けの空気」「指示待ち」といった課題を出発点に、会社を「働く目的の場」から「自分らしく生きるための舞台」へと捉え直す取り組みが紹介されました。強制や強要のない口コミによる自然な広がりを大切にした結果、参加者はコミュニティ発足時から着実に拡大し、社内アンケートではNPS+33という高い推奨意向が示されているとのことです。
活動は社内にとどまらず、他社との共創や外部団体からのアワード受賞、統合報告書への掲載、経営層への浸透など、社外・社内双方への波及効果も共有され、参加者からは「巻き込みのリアルな試行錯誤」「経営アジェンダに接続していくプロセス」に高い関心が寄せられました。
第2部・第3部:グループディスカッションおよび発表
ご参加の皆さまには、田中氏の事例発表を受けて、以下3つの視点でグループディスカッションを行っていただきました。
- ① 事例から気づきを得る
- ② 自組織での実践のヒントを探る
- ③ 明日から実践することを1つ決める
各グループとも、事例発表への率直な感想から始まり、「自分ごと化」というキーワードや、自社の階層間・部門間の壁をどう乗り越えるかといった、日頃の悩みに引きつけた対話が活発に交わされました。同じ課題意識を持つIB仲間同士だからこそ話せる本音も多く、事例の共有にとどまらず、参加者自身の組織での次の一歩を具体的に言語化する時間となりました。
第3部の発表では、各グループが「明日から実践すること」を持ち寄り、他グループの視点からも学びを得られる、闊達な意見交換の場となりました。
第4部:城戸先生による解説
城戸先生からは、田中氏の事例を踏まえ、組織に生じやすい「部門間の壁(サイロ化)」と「階層間の壁(経営と現場の断絶)」という2つの構造的な課題について解説がありました。指示待ちや愚痴が蔓延する背景には心理的安全性の欠如があること、そしてEFEのような活動がその体質を変える手段になり得ることが示されました。
さらに、ドラッカーの「断絶の時代」やナレッジワーカー論を引きながら、現代の組織運営において知識労働者の自律性やコミットメントの重要性が増していることに言及。パーパスを軸にした「共創」の場づくりが、次の組織変革のステップになるという整理で解説が締めくくられました。
※プラクティショナー以上の資格をお持ちの方は、アーカイブ動画と資料について、別途ご案内します。
第7回インターナルブランディング勉強会アンケート結果
皆さまから寄せられた率直なご意見・ご要望を、今後の勉強会づくりに活かしてまいります。
「学びと対話でつながる」組織づくりへの共感
評価や業務命令ではなく、有志の自発性と「学び」「対話」を起点にしたつながりが組織に根づいていくプロセスに、多くの共感が集まりました。継続的に拡大していく事例は珍しく、自社の取り組みに活かせるという声が目立ちました。
経営層の巻き込みと現場との対話設計への関心
現場を動かすだけでなく、経営層への事前説明や活動時間の確保といった「進め方の設計」自体への関心も高く見られました。経営と現場の意思疎通、階層間の壁を越えた対話促進を自社の課題として挙げる声もありました。
組織の立場・規模による課題への共感コメント
事業承継期特有の課題(後継者の経営者マインド、中間管理職未経験のままトップに立つことによるマネジメント不足)を指摘する声や、大企業ならではの組織変革の難しさに触れるコメントもあり、置かれた立場や規模によって関心の視点が異なることが感じられました。
支援事業者としての実践知へのニーズ
自社の実践を「支援メニュー化」する視点や、支援者としての提案の進め方・事例を知りたいという声が寄せられました。
今後の勉強会に向けたご要望
- 食品業界など特定業界での成功事例
- 大企業における組織変革の進め方
- 支援者としての提案プロセスの実例
- 施策に至った背景や意思決定プロセスの共有
今後の取り組み
事例紹介にとどまらず、業界・規模別の実践知を共有できる場づくりを進めてまいります。また、進行面でいただいたお声も運営として真摯に受け止め、次回以降の準備・進行改善に活かしてまいります。


