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米農家
能登輪島米物語
米農家
輪島市
地域ブランディング
この動画は、能登半島の輪島市で、9軒の米農家が地域ブランディングを通じて見事な再生を遂げた事例を解説しています。これは単なる商品販売の成功ではなく、「知りたい街」から「行きたい街」へ、そして最終的に「住みたい街」へと発展させる壮大なプロジェクトです。
【成功への第一歩:自分たちの強みを知る】
プロジェクトの始まりは、農家自身が自社の米の強みを理解することからでした。市場の競合米との食べ比べ試食会を行うことで、彼らは初めて、自分たちの米が持つ「甘さ」や「さっぱり感」といった独自のブランド価値を発見しました。この気づきが、すべてのブランディング戦略の核となりました。
【「人とのつながり」を核としたブランドコンセプト】
発見した強みを活かし、「誰とでも友達になれるお米」という温かいコンセプトを策定。都会からの移住を考える子育て世代の夫婦をターゲット顧客(ペルソナ)に設定し、彼らが求める「素朴さ」や「人とのつながり」という価値観に焦点を当てました。これにより、単なる「お米」ではなく、「輪島の文化や物語を体験できる商品」という独自のブランドイメージが確立されました。
【デザインと連携で価値を最大化】
輪島の山や海、そして伝統的な旅の姿をモチーフにしたロゴマークや、四季の風景を描いたパッケージデザインは、ブランドの物語性を視覚的に伝えています。また、お米と相性の良い「おかず」をセットにした販売戦略も、顧客に新しい食体験を提供しました。その結果、初年度で売上が250%も増加するという驚異的な成果を達成しました。
【商品販売から「地域のファンづくり」へ】
現在、このプロジェクトは商品販売に留まらず、JTBと連携した観光ツアーや、カフェを併設したゲストハウスでの交流イベントへと発展しています。商品をきっかけに地域を訪れるファンを増やし、最終的な目標である「住みたい街」へと輪島を発展させる取り組みは、地方創生の成功事例として注目されています。
スピーカー長田 敏希 氏
ブランド・マネージャー
株式会社Bespoke
