知識を深める
ブランド管理
【第12回】ブランド戦略論をひも解く / 実行と管理-後編-
ブランド管理
経営戦略
ブランド戦略
この動画では、ブランド管理を成功させるための組織作りと、その実行における課題を解説しています。ブランドのビジョンを社内に浸透させ、市場での競争力を高めるための具体的な手法を学ぶことができます。
ーブランド管理を阻む3つの壁ー
多くの企業が、ブランド戦略の実行段階でつまずきます。その原因は主に以下の3つです。
マニュアルの問題: ブランドのビジョンやルールをまとめたブランドブックは重要ですが、ただ作成するだけでは不十分です。トヨタのレクサスのように、ブランドの歴史や理念を動画で共有するなど、形骸化させない工夫が求められます。
社内研修の問題: ブランドの精神を浸透させるための研修も、形式的なものになりがちです。日産がCEO主導でブランドスローガンを社内に再認識させた事例のように、トップが率先してブランドの意識付けを行うことが不可欠です。
ブランドマネージャー制度の問題: ブランドの意思決定と責任を持つブランドマネージャーの役割は非常に重要です。P&Gが世界で初めて導入したこの制度は、ブランドの成長を加速させるための基盤となります。
ー日本企業の成功事例から学ぶー
日清食品は、創業者が「ブランドファイトシステム」を導入し、ブランドマネージャーが商品開発から販売促進まで幅広い権限を持つことで、ブランド間の健全な競争を促しました。これにより、新たな価値創造やブランドの市場価値向上が実現しています。
まとめ:ブランドの実行と管理を成功させるために
ブランドの成功には、戦略を立てるだけでなく、それを実行するための組織体制と管理が欠かせません。権限の明確化、既存部署との連携、そしてブランドマネージャー制度の導入など、企業規模や目的に合わせた最適なブランド管理組織を構築することが、持続的な成長への鍵となるのです。
