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価格戦略
【第16回】ブランド戦略論をひも解く / ブランド戦略の諸相 ~ブランドのジレンマと解決~
価格戦略
ブランド価値
ブランド戦略
「ブランド価値を高める」ことと「商品を売る」ことは、常に両立するとは限りません。特に、高価格・高価値なブランドほど、安易な値下げはブランド価値を毀損するリスクがあります。この動画では、この「ブランドのジレンマ」を解決し、ブランド価値と売上を両立させるための具体的な4つの戦略が解説されています。
ージレンマを解決する4つの戦略ー
1. 限定低価格戦略
この戦略は、限られた顧客に対して、特定の場所や期間でのみ低価格で販売するものです。ファミリーセールやアウトレット専用店舗の運営がこれにあたります。これにより、既存のブランド価値を保ちながら、売上の増加を図ります。ただし、情報が広く拡散しないよう、細心の注意を払う必要があります。
2. 非価格訴求戦略
価格を下げるのではなく、別の価値を提供することで顧客にアピールする戦略です。ポイント付与やプレゼント、まとめ買い特典などが含まれます。これにより、顧客は価格だけでなく、付加価値に対しても魅力を感じ、ブランドイメージを損なうことなく購入を促すことができます。
3. 限定流通戦略
通常の店舗や流通ルートとは異なるチャネルで、低価格商品を販売する戦略です。アウトレットモールや百貨店の外商などがこれに該当します。また、これらのチャネル向けに「特別企画品」として別の商品を用意することで、本流のブランド価値を守りながら、新たな顧客層を開拓します。
4. 限定顧客戦略
価格を重視する顧客を最初からターゲットにせず、ブランドの価値を理解し、高価格でも納得して購入してくれる「コアユーザー」に集中する戦略です。彼らからの口コミや情報発信が、結果としてブランドの価値を広め、新たな顧客を引きつけます。
ーまとめー
ブランド価値を維持しながら売上を伸ばすためには、これらの戦略を巧みに組み合わせることが重要です。安易な値下げは短期的には売上を伸ばすかもしれませんが、長期的にはブランド価値を損ないかねません。この動画で紹介されたように、知覚品質を保ちつつ、多様な戦略で市場と向き合うことが、持続的なブランド成長への鍵となるでしょう。
