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医療福祉企業
〜医療と介護福祉で多角化している調剤薬局の挑戦〜 垣根を越えて組織がひとつになるインターナルブランディング
医療福祉企業
インターナルブランディング
ブランド戦略
福岡県に本社を置く福神グループは、調剤薬局や福祉施設など、医療と介護福祉の分野で幅広く事業を展開していますが、事業部の多岐にわたることで部門間の隔たりが生じていました。この課題を解決し、グループ全体の一体感を高めるために、「インターナルブランディング」への取り組みを開始しました。
まず、経営陣と各事業部から選抜されたメンバーで「ブランド推進委員会」を発足。7ヶ月間の勉強会でブランディングの基礎を学び、10ヶ月かけて「ミッション」「ビジョン」「バリュー」といったグループ全体の理念を言語化しました。特に、「ミッション:時代に挑み、生きるをつなぐ。」には、「未経験の分野や社会課題に挑戦する姿勢」や「患者や利用者の健康をサポートし、その家族や次世代まで繋がっていくこと」といった、グループの「価値観」が明確に表現されています。
その後、各事業部が自社の「ブランドアイデンティティ」を策定。この取り組みの結果、ブランド・エンゲージメント診断のスコアが上昇し、ブランドに対する意識の高い社員が増加しました。
この事例は、「ブランド戦略」が、企業の対外的なイメージだけでなく、社内の意識改革や部門間の一体感を高めるための強力なツールであることを証明しています。特に、トップダウンではなく、社員を巻き込みながら理念を言語化していくプロセス自体が、組織に大きな成果をもたらした点が強調されています。今後のさらなる展開も期待されており、企業「価値」向上に向けたインターナルブランディングの成功事例として、非常に示唆に富んだ内容となっています。
スピーカー海野 康弘 氏
株式会社バウンディングパルス
マスタートレーナー/IBプラクティショナー
