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グローバル展開
「ブランド戦略ケースブック2.0」発刊記念トークセッション 第2部
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企業事例
ブランド戦略
この動画は、「ブランド」戦略の成功事例を深く掘り下げたトークセッションの第2部です。再現性のある「ブランド」戦略の構築がいかに重要であるか、そして、その戦略がどのように企業の成長に貢献するかが、具体的な企業事例を通じて解説されています。
長崎先生は、食品分野という保守的な市場で、ハウス食品のバーモントカレーがどのようにして中国市場で「ブランド」を確立したかを分析しています。段階的な市場開拓、そして「グローバル標準化」と「現地適応化」のバランスが成功の鍵であったことが強調されています。ネーミングやロゴは世界共通にしつつ、パッケージやスローガンは現地の文化に合わせて調整することで、中国市場での「認知度」と「受容性」を高めました。
高田先生は、トヨタが高級車市場に参入するために立ち上げた「レクサス」の「ブランド」戦略を紹介しています。レクサスは、品質と販売店の「顧客体験」を究極まで高めることで、既存の高級車「ブランド」とは一線を画す独自の価値を創造しました。特に、販売店のホスピタリティは高く評価され、「顧客満足度」の向上に大きく貢献しました。これは、製品だけでなく、サービス全体で「ブランド」を構築することの重要性を示しています。
京ヶ島先生は、リクルートが提供するデジタルPOSレジアプリ「Airレジ」の事例を挙げています。Airレジは、中小企業のデジタル化を促進し、ローンチから短期間で大きな成功を収めました。無料でありながら、顧客視点でのプロダクト開発と「ブランド価値」の数値化を徹底することで、「経営指標」として「ブランド」を活用し、リクルートの主要事業へと成長させました。これは、BtoB企業やスタートアップ企業においても「ブランディング」が非常に有効であることを示唆しています。
能藤先生は、BtoB分野のスタートアップ企業であるSales Labの事例を紹介しています。設立間もない企業でありながら、「ブランディング活動」を通じて売上を大きく伸ばし、従業員のモチベーション向上にも成功しました。市場ニーズへの適合、競合分析、そして「ブランド」アイデンティティに基づいた要素展開(ポジショニング、ペルソナ、ネーミング、ブランドパーソナリティ、イメージカラーなど)を地道に実行したことが成功要因とされています。
ディスカッションでは、企業規模や業態を問わず「ブランディング」が有効であること、特にスタートアップやBtoB企業にとっては早期導入が重要であると強調されています。また、「ブランド価値」を数値化し、経営指標と連動させることで、経営層への説得力が増し、投資判断にも繋がるという点が議論されました。これは、「ブランド」が単なるイメージだけでなく、具体的な「事業成果」に直結する重要な資産であることを明確にしています。
