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地域活性化
~地域ブランディング~岐阜県本巣市~ 超保守的・縦割り組織でも 上手くいった インターナルブランディング
地域活性化
本巣市
地域ブランディング
岐阜県本巣市における地域「ブランド」構築の取り組みが、この動画で詳しく紹介されています。
本巣市役所内で「ブランド」戦略を進める上で最も困難だったのは、目に見える成果が出にくく、年度ごとの予算配分に馴染まないため、役所内の合意形成が非常に難しかった点です。しかし、2018年から3年間かけて、段階的にこの課題を乗り越えていきました。初年度は役所内の勉強会からスタートし、多様な部署のメンバーが「ブランド」の基礎知識と地域の独自性を見つけることに取り組みました。2年目には外部の専門家を招き、より具体的な戦略策定を進めました。そして3年目には、市民を巻き込んだ市民協働プロジェクトとして「ブランド」アンバサダーによる「ブランド」ブックがリリースされました。
このプロジェクトのメインターゲットは、「ゆとりある住環境で暮らしたい人」や「個性を大切にしたい人」であり、「暮らしを自給し、暮らしの喜びが持続するまち」という「ブランド」アイデンティティが設定されました。キャッチコピーは「よろこび、ぞくぞく自給自足」とされ、本巣市が自らの手で暮らしを創造し、生きる喜びが続くまちであることを表現しています。
インターナル「ブランディング」の成功要因としては、3年かけてステップバイステップで進めたこと、市民を含め徐々に人を巻き込んだこと、そして「ゆるさ」と「フラットな関係性」を重視したことが挙げられます。この取り組みにより、本巣市では部署の再編成が行われ、「ブランド」戦略を実行しやすい体制が整いました。当初は外部からの誘致が目的でしたが、真の持続可能なまちづくりを考えた結果、すでに本巣市と関わりのある人々をメインターゲットとし、市民目線での「ブランド」アイデンティティにたどり着きました。この「ブランド」アイデンティティが定まったことで、あらゆる判断の拠り所となり、広報誌や採用広告、SNSコンテンツなど、様々な媒体で一貫した「ブランド」表現が展開されています。これは、地域が一体となって「地域価値」を高め、「地域活性化」を図るための「戦略的アプローチ」として非常に参考になる事例です。
スピーカー平野 朋子 氏
=第4回ブランディング事例共有会発表者=
Brand.Communication.Design
代表
