一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会

ブランディング事例コンテスト 2022年度募集要項

エントリーシート/募集要項はこちら

応募締め切り:2022年8月22日(月)18:00まで

ブランディング事例コンテストについて


2015年度から開始した本コンテストは、当協会のビジョンでもある、「ブランドとビジネスに深い洞察と実行力を持つ人材の育成」や「ビジネス・コミュニティの構築」に向けた取り組みの一つとして実施しております。
新型コロナウィルスの影響で見送っておりましたが、本年度は3年ぶりにようやく開催する運びとなりました。

当協会のブランディングのステップを活用し取り組み、成果を上げられた実践事例を募り、優れた事例を皆様で共有し審査を行います。

1次選考では書類審査、2次選考では東京国際フォーラムで開催する第10回公開シンポジウムにて発表を行っていただきます。
フレームワークの再現性の検証と、実践事例の共有によるノウハウや知見の深化を期待して実施しておりますので、ぜひ積極的にご応募下さい。


コンテストの魅力


当協会一大イベントでの実績発表による、パブリシティ効果が期待できるだけでなく、応募を目標として取り組むことで、ブランディングの成果が出やすくなることも大いに期待できます。
2次審査では、ブランディングの知見が深い当協会役員から直接、有益なフィードバックを得ることができます。
入賞された事例は、当協会の公式サイトや資料等へ積極的に掲載いたします。


応募について

※詳細は募集要項にてご確認ください。

【 応募資格 】

1.過去に当協会のベーシックコースを受講完了していること。

2.自らが携わった事例であり、公表しても問題のない事例であること。

3.一次選考通過後、2022年11月12日(土)開催の第10回公開シンポジウムへの参加が可能であること。


【 応募について 】

・応募締切:2022年8月22日(月) 18:00

・応募方法:エントリーシートをメール送付

・応募費用:1事例につき11,000円(税込)を申し受けます。
※複数事例の応募も歓迎。


【 1次選考について 】

9月22日(月)までに、応募いただいた方全員に結果をお知らせいたします。
※審査の詳細な内容に関してはお答えいたしかねます。


【 2次選考について 】

・2次選考は「第10回公開シンポジウム」にて行います。必ずご参加ください。

・持ち時間7分のプレゼンテーションを行い、当協会役員に加え、会場の参加者全員により総合的に審査いたします。

・当日、審査結果の発表および各賞の授与を行います。

・1次選考通過者は、「第10回公開シンポジウム」に知人を2名までご招待いたします。


【 各賞について 】

・大賞、準大賞受賞者には副賞を授与いたします。
※副賞は2023年11月11日までの受講完了が条件となります。


<大賞>受講費用を半額免除(インターナルブランディングコースまたはトレーナー認定コース)
  ベーシックコースに知人を2名まで受講費用を半額免除


<準大賞>ベーシックコースに知人を2名まで受講費用を半額免除


・その他 、「 審査員特別賞 」をはじめ、各賞に賞状を授与いたします。

・1次選考を通過された場合、入賞事例として当協会ホームページ・SNS、各種資料等に掲載いたします。(任意)


【 応募上の注意 】

・応募事例はオリジナルに限り、所有権は応募者に帰属します。著作権の侵害があった場合は応募者の責任となりますのでご注意ください。

・応募書類やそれに関連する提出資料の返却はいたしかねます。

過去の受賞事例


ブランディング事例コンテストの受賞事例を一部ご紹介いたします。その他の受賞事例は、こちらでご覧いただけます。


2019年度 大賞 中小企業庁長官賞
下町から世界へ羽ばたくSDGsブランディング
ブランド・マネージャー:株式会社オレンジフリー  吉田 ともこ / 蒲原 くみ

2019年度 大賞
大阪の西成区にある株式会社Re:fa(リーファ)は、椅子の張替え・製作を行う中小企業です。
ビジネスの成長段階とその時点での課題に応じて、ブランディングの領域を広げ、ブランド・マネージャーである吉田氏、蒲原氏と共に、5年間で3段階のブランディングを行ないました。

第1段階として、強いブランドの構築と新サービス開発で、売上増を達成。
 ・リーファの仕事の価値を評価してくれる顧客・市場機会を発見する
 ・顧客視点に立ったサービスを作り、売れ続ける仕組みにする
 ・椅子の張り替えは、持続可能な資源循環社会を実現するための仕事であると、社員にプライドを持ってもらう
 ・社員が心を合わせて、共に未来を志向する会社になる

第2段階では、働き方改革、技能継承の仕組化等で「ブランドを体現する人・ブランド価値の中核を成す技術力」を強化
 ・残業が当たり前の「町工場」環境から脱出する
 ・高齢の職人から若手職人へ技術継承の仕組み化
 ・シングルマザーを心から支え、輝ける職場を目指す
 ・地域の子どもたちにモノづくりの楽しさと一生懸命働く大人の姿を伝える

さらに第3段階では、SDGsの達成を経営戦略に取り込んでブランド価値を再定義、世界観として表現。
 ・企業価値の棚卸しと価値の集大成
 ・広く社会に企業価値を伝える


顧客のビジネスの成長段階とその課題に応じてブランディングの領域を拡張し、かつ社会性を獲得して経済合理性と両立させていること、新サービス開発や売上増、残業時間削減と技能継承の仕組化などの働き方改革をも達成したことが、ブランディングによって社会性と経済性を両立させた事例として、高く評価され2019年度の大賞に選ばれました。




2019年度 準大賞
Airレジのブランディングとそのビジネス貢献の証明
ブランド・マネージャー:株式会社リクルートライフスタイル 野村 恭子

2019年度 準大賞
リクルートの業務支援領域での新規事業「Airレジ」は、0円でカンタンに使えるPOSレジアプリです。
これまでリクルートが得意とする「営業マンによるPush型拡販」ではなく、ブランディングにより認知の質と量を上げ、Pull型でのビジネス的成功を実現するために、野村氏が着任した2016年4月当時、ゼロからブランディングを整備し強化する必要がありました。

ブランディングの目的は3つ。

①圧倒的な認知率、特にカテゴリ純粋第一想起率のアップ
②単にブランド認知率が上がるだけでなく「ブランディングが明確にビジネス貢献すること」の定量的な証明とメカニズムの科学
③ブランド投資に懐疑的だった経営陣やブランド理解の薄いエンジニアなどのメンバーの意識変革の必要性

投資に懐疑的だった社内をねばり強く説得、ビジョン・ミッション・バリューを構築し、エクスターナル・インターナル両面のブランディングを着実に行い、アカウント数増加というKPIの達成に貢献。
さらにブランド認知率やブランドイメージを定量的に測定し、アカウント数増加と相関性があることを実証しました。


POSレジという機能的価値に着目しがちなプロダクトを「自分らしいお店づくり」にフォーカスすることで、情緒的価値へとつなげたこと、明快なロジックでブランディングを実施したのみならず、そのビジネスへの貢献を測定した試みが高い評価が集め、2019年度の準大賞に選ばれました。




2018年度 大賞
南三陸ねぎ応援プロジェクト(宮城県)
ブランド・マネージャー:株式会社OICHOC 八幡 清信

2018年度 大賞
東日本大震災後、南三陸町では地域の雇用創出のために、塩害に強いねぎが栽培されるようになり、その後、同町と気仙沼市で栽培されるねぎが「南三陸ねぎ」と呼ばれるようになりました。

震災が風化し、東北への関心も低下していく中、復興農地という少ない面積での生産であった「南三陸ねぎ」は、地元ですら認知度が低い状態でした。

ブランド・マネージャーの八幡 清信氏は、南三陸町での農業ボランティアに参加により、ねぎ農家さんとの交流を深め、「南三陸ねぎをブランド化したい!」という生産者の熱い想いに応え協力を決意。

当協会の2級資格を取得し、まずは自社のブランディングで実践。
さらに1級資格を取得し、いよいよ「南三陸ねぎ」のブランディングに着手。
顕在化していた『生産量が少ない』『品質(味)がよい』という点に着目するのではなく、埋もれていた「農家さんの不屈の復興ストーリー」に独自性を見出し、「不屈のねぎ」というキーワードが誕生。多くのボランティアに支えられている「共創ブランド」としての魅力も加わり、「みなさんで育てる“不屈のねぎ”」として情報発信を開始しました。

ブログやSNSで不屈のストーリーを拡散すると、共感の輪が広がりサポーターが誕生。泊まり込みで農業ボランティアに参加したり、観光に訪れるなど、地元とファンを巻き込む活動が活発化していきました。
地元企業や飲食店とも連携し、コラボ企画や限定メニューの共同開発、公式キャラクターも誕生しました。


ブランド要素の開発からプロモーションまで一貫して行っていること、地方創生の視点で社会的意義の高い活動であること、デジタルを活用した巻き込み型のファンづくりで成功したことが高い評価を集め、2018年度の大賞に選ばれました。




2017年度 大賞
100年以上続く会社の歩みを振り返り、新たな理念を見い出し働き方にまで及ぶブランディングに成功
ブランド・マネージャー:株式会社ファーストデコ 扇野 睦巳

2017年度 大賞
岡山県に本社を構える株式会社WORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ)(旧:株式会社石井事務機センター)は事務機・事務用品・オフィス家具の販売を行う、社員数29名、明治44年創業の歴史ある企業です。
2015年に4代目として社長に就任した石井 聖博氏は、リーマンショック直後の債務超過の状況から脱却すべく、競合と差別化するための新たなビジネスモデルの構築を模索していました。

ブランド・マネージャーの扇野氏と共に、同社の100年を超える歴史を紐解き、創業の精神の振り返り、事業ドメインの変遷など、時代とともに変化してきたことや、変わらず提供し続けてきた価値を全て棚卸し整理しました。

ブランディングチームのメンバーの病気療養がきっかけとなり、真の経営理念に巡り会い、社長以下チームの方向性も一気にまとまりました。
その結果、明確な「ブランド・アイデンティティ」が見出されることなりました。

2016年の年始から、ブランド・アイデンティティに則ったブランド要素の設計に着手し、そのブランド要素をふんだんに活用した自社オフィスのリノベーションを実施。
「ワクスマ」と名付けられた新規事業ブランドの核となるライブオフィスは、これまでの事務機販売業では珍しい情緒的価値を生み出しています。


ブランディング開始からわずか1年後には、総務省の「テレワーク先駆者百選」(2016)に選出。次世代へ繋げるための新卒採用も成功し、2017年には岡山県内の入社したい企業ランキングで12位を獲得するなど、働き方改革にまで及ぶ改善プロセス、成果ともに優れていることが、高い評価を集め2017年の大賞に選ばれました。  




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応募締め切り:2022年8月22日(月)18:00

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