ブランド・マネージャー認定協会 パンフレット
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222022年度 大賞ブランディングで生まれ変わった理容室「OTOKO DESIGN」日本弁理士会会長賞ブランディングの背景理容業界は「1,000円カット」に代表されるように、低単価化が激しい業界です。理容所数、理容専門学校の入学者数も共に減少しており、理容専門学校の卒業生(2020年)は全国でも500人台にまで落ち込んでいた業界でした。理美容師を取り巻く環境も待遇面で見ると全129業種ブランディングの方向性を模索ブランディングの方向性を模索する中で、「先代の築いてきた文化」と「それを受け継ぐ後継者の思い」の両者を活かしたブランディングを検討しました。KOTOBUKIでは定期的にヘアスタイル発祥の地であるロサンゼルスへの社員旅行を実施し最先端のヘアデザインを直輸入していることから、KOTOBUKIオンリーワンのデザインセンスに着目。ペルソナは「美中119位と低迷しており、それに伴って深刻な人手不足であり、プレミアムヘアーサロン KOTOBUKIも例外ではありませんでした。また、客層も95%が既存客で6割以上が60代以上といった状況の中、このままではいけないと一念発起しブランディングに取り組みました。意識が高い40代経営者」としました。そうした経緯により創業時からの「お客様のオトコ度を上げることで、自分に自信を持ってもらいたい」というKOTOBUKIの思いが表出し、ブランド・アイデンティティを「自分ブランドを高め、プレミアムな男を作る洗練されたデザイナー」としてブランディングの方向性を固めました。

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