『ブランド脳』のススメ【メールマガジン】｜ブランド・マネージャー認定協会

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──────■一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会■─────

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　　　　　　　　　　　　ブランド脳のススメ

　　　　　　　　　　　　第51号[2013/7/25]

　　　　　　　　　　//www.brand-mgr.org/

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皆さん初めまして。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会

認定トレーナーの伊藤和子です。

私が「ブランド」という壁に直面したのは、

化粧品メーカー内で、膨大な商品群を目の前に、

ブランド要素を決定する事に、拉致があかなくなった時でした。

ブランド要素を決定づける物を探し求め、漠然と店頭へ。

そして、下りエスカレーターから「SK-II」が目に止まった瞬間、

頭のモヤが、一瞬サッと引いた気がしました。

皆さんは「SK-II」というブランドを、

良くご存知かと思います。

P&Gが1980年から国内生産をしている、

最高級化粧品ブランドです。

「SK-II」は、どの店頭を見ても、

化粧品フロアの「奥」に設置してあります。

一見、不利のように思えるフロアの「奥」ですが、

百貨店の化粧品フロアは1階が多く、

下りエスカレーターから真正面に位置する「奥」は、

実は、最も見晴らしが良い「特等席」なのです。

これはあくまでも我流ですが

「ブランドって何？」と机上で悩んだ時、

自分自身が1人の顧客目線になるまで、店頭を徘徊し、

時には時間や場所も変え、多角的視野で、

ブランドを体感する事をオススメします。

それはさておき、「SK-II」で印象深いといえば、

ブランド要素の「赤」ではないでしょうか。

これは当時の業界では、センセーショナルな出来事でした。

スキンケアといえば

「白・青・ビタミンカラー」が一般的とされている中、

それを見事なまでに裏切る、衝撃的な「赤」。

競合が連なる店頭で、

その「赤」は人間の「血色」を意味し、

電飾で「生々しく鮮明な赤」を発光させているのです。

当然、「SK-II」の「赤」は遠目でも目立つアテンションカラー。

さらに、「赤」は顧客の気持ちを、興奮させる効果もあります。

「赤」に囲まれ、美容カウンセリングを受ける顧客は、

目的の商品購入にプラス「ついで買い・まとめ買い」をしがちです。

　　【結論。ブランド要素は奇抜さが大切か？】

いいえ、ブランド要素を決定する際、

決して奇抜なアイデアが良いとは限りません。

しかし「SK-II」のように、自社ブランドの育成を考慮し、

競合商品との明解な差別化、店頭状況や、

顧客の購買心理を意識した結果、

このように、ブランドとして成功をもたらす例もあるのです。

最後に1つ。

先日、ブランドマネージャー認定協会評議員小池玲子先生の

講義の余談に、とても印象深い話がありました。

それは「SK-II」の顔として長く定着している

女優「桃井かおり」さんのエピソードです。

彼女はブランドキャラクター契約の際、

「私をずっと使いなさい。私はずっと変わらないでいるから。」

と言ったそうです。

女優「桃井かおり」というブランド、

そして、化粧品「SK-II」というブランド。

「SK-IIブランド」の歴史は、彼女の言葉通り

「変わる事なく」今も続いているのです。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会

認定トレーナー　伊藤和子

プロフィールはこちらから↓

//www.brand-mgr.org/trainer/index.html#ito

─◇ＩＮＤＥＸ◇──────────────────────────

【1】今号の特集

　　『お客さまの方からに買いに来ていただく

　　　　訴求効果を高めるコーポレートブランディング』

　　　　一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会評議員

　　　　株式会社日本ブランド戦略研究所代表取締役

　　　　　榛沢明浩氏

【2】オススメの1冊

　　1分間コトラー

　　顧客を虜にする戦略的マーケティング77の原則　/　西村克巳著

　　出版社：ソフトバンククリエイティブ株式会社

【3】イベントのご案内

【4】協会インフォメーション　～講座のご案内～

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　【1】今号の特集

　　　『お客さまの方からに買いに来ていただく

　　　　訴求効果を高めるコーポレートブランディング』

　　　　　一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会評議員

　　　　　株式会社日本ブランド戦略研究所代表取締役

　　　　　　榛沢明浩氏

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今号の特集では、当協会評議員の榛沢明浩氏にお話いただきました。

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商品を販売する上で、安く売るのは簡単ですが、

どうやって高く売るかという技術の方が重要です。

自分から売りにいく“プッシュ型販売法”だと、

安く売らざるを得なくなりますが、

お客さまの方から買いに来ていただく“プル型販売法”ならば、

競合との価格競争に巻き込まれません。

その「買いに来ていただく技術」がブランディングなのです。

自社製品をいかに買いに来ていただくかを軸にして考えれば、

ブランドの在り方が理解できます。

例えば、雑誌のイメージ広告。

女性の化粧品やアパレルファッションを訴求する場合、

雑誌の広告やタイアップがメインですが、

商品広告で価格を打ち出すのではなく、

美しいモデルが登場し、商品そのものよりもイメージを訴求しています。

高価な商品ほど、その傾向が強く見られ、

イタリアやフランスのラグジュアリーブランドの多くが、

イメージ広告を使っています。

イメージ広告が狙うのは、

「こういうイメージを発信している会社の商品なら買ってみたい」

という潜在需要を喚起する間接的効果と言えます。

一方で、ダイレクトマーケティングは、いかにお客さまを納得させ、

いかにお客さまの購買意欲を喚起するかという直接的な販促手法です。

認知度の高いもの程、広告の費用対効果は出やすいと考えられています。

そこをさらに効果的にもっていくかにはどうするか。

個々の商品は売れ行きによって時として激しい浮き沈みがあり、

結果として広告予算も変動が大きくなるため

企業利益の変動幅を拡大してしまうことがありますが、

「この会社のものはクオリティが高い」といった

プラスの企業イメージによって、広告への食いつきがよくなり、

結果としてより安定した売上につながる事があります。

しかし、いくら良い企業イメージをつくっても、

費用対効果はすぐには見えにくいものです。

ですから、コーポレートブランディングを行うのは、

結果的に余裕のある大企業中心になりやすいといえます。

ブランディングを考える際、製品ブランドを訴求する前に

コーポレートブランドの訴求の組み立てをするかしないか。

それが業界の序列を決めているように思えます。

例えば、アップルがIT関連の製品ブランドを広告出稿した時点で、

「アップルが出したものなら間違いない」といった認識が

消費者側に刷り込まれており、アップルという企業に熱狂的な

ファンがついていると、広告の訴求効果は何倍にもなります。

そこには、アップルの企業イメージを構成する

コーポレートブランディングが、きちっとできているという前提があります。

製品ブランドの戦略を立てるのも大事ですが、

「この会社が出すものなら安心できる、信頼できる」

というコーポレートブランドの戦略を

いかに構築していくかが鍵になります。

その上で、製品ブランディングが行うことで、

広告効果に大きな差が出てくるといえるでしょう。

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　【2】オススメの1冊

　　　1分間コトラー

　　　顧客を虜にする戦略的マーケティング77の原則　/　西村克巳著

　　　出版社：ソフトバンククリエイティブ株式会社

　【Amazon】//goo.gl/Dap1G

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今回の推薦者：一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会

認定トレーナー　伊藤和子

マーケティングの発明者といっても過言ではない、

コトラー博士のあの分厚い本を要約、

いやいや、意訳に近い状態で、77のカテゴリー別に簡単にまとめた本。

ブランディングを進める際、マーケティングは

切っても切れない関係にあるのだが、

マーケティングって何だか怖い！

左脳を使い慣れてない！

いつでも持ち歩きたい！

どうしても苦手意識に負けてしまう！

そんな私のようなタイプの方にオススメの1冊。

77のカテゴリーで興味がある所から、ふらりと読んで、

コトラー博士に慣れた頃、じっくり、しっかり、

分厚い本へトライしたい人のための入門書のような本。

ちなみに、本誌表紙が濃いピンク色なのだが、これが色落ちしやすい。

持ち歩く際はブックカバーを付けた方が無難です。

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　【3】イベントのご案内

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大阪会場を運営している、吉田ともこトレーナーが発起人となり、

大規模な勉強会が開催されることとなりました。

■阪本啓一氏講演＆道頓堀ホテルで解き明かすブランドの方程式■

『大阪ブランディング勉強会』（懇親会付）

　主催：一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会大阪会場

＝吉田トレーナーより＝

価格の方程式、ネーミングの方程式、絞りの方程式。

その日からすぐに使えるブランドテクニック満載の

阪本氏の基調講演をはじめ、道頓堀ホテルを成功へと導いた

“カテゴリーブランド戦略”を掘り下げ、ブランドの核心に迫ります。

勉強熱心で素敵な方々との異業種交流もお楽しみに！

一般の方、他会場卒業生の方もお気軽にお越しください。

＝開催日程＝

9月29日(日)12:00～16:00　なんば道頓堀ホテルにて

＝会費＝

卒業生及びトレーナー：8,000円（税込）

一般：10,000円（税込）

※卒業生及びトレーナーからのご紹介は8,000円（税込）

＝内容＝

[基調講演]阪本啓一氏（当協会評議員、株式会社JOYWOW 代表取締役社長）

　　　「ブランドの不思議な秘密」

　　　　～値段上げたら、広がった。客を選べば、儲かった～

　　　＝阪本啓一氏より＝

　　　激しく動く経営環境、ネットが普及し「検索」で価格比較が

　　　簡単にできる時代、ブランドを立てることがますます

　　　「儲かりの方程式」になっています。

　　　ブランドは不思議な法則を持っています。

　　　講演に来てくださったあなたにだけ、

　　　こっそり「儲かりの方程式」をささやきたいと思います。

[事例1]橋本明元氏（道頓堀ホテル専務取締役）

　　　　「道頓堀ホテルのカテゴリーブランド戦略」

[事例2]吉田ともこ氏（当協会マスタートレーナー、

　　　　　　株式会社オレンジフリー代表取締役、ブランドコンサルタント）

　　　　「涙と笑いと、ブランド浸透」

[懇親会]道頓堀ホテル特製中華コース（60種飲み放題付）

　　　　　・清水美也子氏（大阪会場卒業生、元劇団四季）ミニライブ

　　　　　・松浦陽司氏（大阪会場卒業生）出版お祝い「売れるパッケージ」

　　　　　　等

＝お申込み・お問合せ＝

　株式会社オレンジフリー

　//www.orange55.co.jp/event/event.html

　TEL: 06-6292-0117 / MAIL: info@orange55.co.jp

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　【4】協会インフォメーション　－講座のご案内－

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現在受付中の各講座のご案内です。

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◆パーソナル・ブランディング講座◆

　自分自身のパーソナルなブランディングをする事によって

　ニーズが発生した際に自分を思い出してもらい結果として

　「売上に繋げること」が出来る講座です。

■協会主催（東京）

2013年8月29日(木)トレーナー小澤歩

■詳細・お申込み

・協会主催 //www.brand-mgr.org/school/personal.html

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◆ブランディング体験セミナー◆

　「ブランドとは何か？」のヒントが見つかる

　2時間の体験型講座です。

■協会主催（東京）

2013年8月9日(金)トレーナー上田逸平

2013年9月17日(火)トレーナー木幡直人

■詳細・お申込み

・協会主催 //www.brand-mgr.org/school/trial.html

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◆ベーシックコース（2日間）◆

　マーケティングの基礎知識を学びながら、

　ブランディングの基礎と「型」を習得するコースです。

■協会主催（東京）

[第44期] 2013年8月10日(土)、11日(日) トレーナー小澤歩

[第45期] 2013年9月7日(土)、8日(日) トレーナー田川昌輝

■名古屋会場

[第5回] 2013年9月7日(土)、8日(日) トレーナー佐治邦彦

■大阪会場

[第18回] 2013年9月21日(土)、22日(日) トレーナー吉田ともこ、蒲原久美

■詳細・お申込み

・協会主催 //www.brand-mgr.org/school/basic.html

・名古屋会場 //www.sunast.co.jp/seminar/basic/

・大阪会場 //www.orange55.co.jp/brandseminar/basic.html

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◆アドバンスコース（4日間）◆

　ブランド・マネージャーが身につけておくべき

　「型」を習得するコースです。

　※ベーシックコースを受講された方に限ります。

■協会主催（東京）

[第18期] 2013年9月21日(土)、22日(日)、10月5日(土)、6日(日)

トレーナー小澤歩

[第19期] 2013年11月30日(土)、12月1日(日)、14日(土)、15日(日)

トレーナー小澤歩

■詳細・お申込み

・協会主催 //www.brand-mgr.org/school/advance.html

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◆トレーナー認定コース（2日間）◆

　協会認定トレーナー養成の集中講座です。

　※ベーシックコースを受講された方に限ります。

■協会主催

[第8期] 2013年11月22日(金)、23日(土)　トレーナー小澤歩

■詳細・お申込み

・協会主催 //www.brand-mgr.org/school/trainer.html

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カリキュラム・各講座への質問・お問い合わせは

info@brand-mgr.org まで、お気軽にどうぞ。

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　　　　　　　　　　◆ＩＮＦＯＲＭＡＴＩＯＮ◆

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●公式WEBサイト「スペシャルインタビュー」更新

　今回は、中央大学商学部講師で、『企業ブランド・マネジメント戦略』の

　著者でもある徐誠敏氏に、

　「ＣＥＯブランドと企業ブランドのマネジメント」

　についてお話を伺いました。先月に引き続き、今回の後篇で完結です。

　//goo.gl/pPScQ

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