一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会

ブランディング事例コンテスト 2019年度募集要項


応募締め切り:2019年7月12日(金)18:00まで

ブランディング事例コンテストとは?


2015年度からスタートした当コンテストは、協会でベーシックコース以上を受講された方を対象として、年に1度、優れた実践事例を表彰する催しです。
ベーシックコースでお伝えしているブランディングの型(ステップ)を活用・応用してブランディングに取り組み、成果を上げられた事例を募集し、1次選考では書類審査、2次選考では協会役員による対面プレゼン審査を経て大賞(1事例)、準大賞(1事例)などの賞を選出いたします。
協会のビジョンでもある、“ブランドとビジネスに深い洞察と実行力を持つ人材の育成”“ビジネス・コミュニティの構築”の具体的な取り組みの一つとしてだけでなく、協会で提唱しているフレームワークの再現性の検証と、事例を共有することによるノウハウや知見の深化を期待して実施しています。

参加メリット


大賞、準大賞事例は、2019年11月16日(土)開催の「第9回公開シンポジウム」での発表の機会と、協会ホームページ、配布資料などで事例を掲載させていただき、各種副賞も授与されます。1次選考を通過した事例応募者は、全員「第9回公開シンポジウム」にご招待いたします。
なお、第9回公開シンポジウムは外務省・農林水産省の後援が決定し、中小企業庁後援も予定しています。外務省はSDGsを推進する官庁として、SDGsとブランディングの関係を考慮し、当シンポジウムの後援を決定しました。ブランディングによってSDGsの達成、地方創生、6次産業化支援、あるいは農商工連携などに貢献し、特に社会的意義が高いと認められる事例は審査員特別賞に選定し、シンポジウムで賞状を授与いたします。協会一大イベントでの発表の機会やパブリシティ効果が期待できるだけでなく、目標に向かって取り組むことでブランディングの成果が出やすくなることも期待できます。また、2次審査では協会役員による対面審査で、有益なフィードバックを得ることも期待できます。

2016年度~2018年度の受賞者



2018年度 大賞受賞
南三陸ねぎ応援プロジェクト(宮城県)
ブランド・マネージャー:株式会社OICHOC 八幡清信


東日本大震災の後、南三陸町では地域の雇用創出のために、塩害にも強い「ねぎ」が栽培されるようになりました。その後、南三陸町と気仙沼市で栽培されるねぎが、「南三陸ねぎ」と呼ばれるようになります。
震災の風化も進み、東北への関心も低下していく中、復興農地という少ない面積での生産であった「南三陸ねぎ」は、地域ですら認知が低い状態でした。
ブランド・マネージャーの八幡清信さんは、南三陸町での農業ボランティアに参加しながら、ねぎ農家さんとの交流を深め、「南三陸ねぎをブランド化したい!」という農家さんからの熱い想いに応えて協力することとなります。

その後、当協会の2級資格を取得し、自社のコーポレートブランディングで実践。続いて取得した1級資格を手に、いよいよ「南三陸ねぎ」のブランディングに着手しました。
顕在化していた“生産量が少ない”“品質(味)がよい”というポイントに着目するのではなく、埋もれていた「農家さんの不屈の復興ストーリー」に独自性を見出し、「不屈のねぎ」というキーワードが生まれました。多くのボランティアの方に支えられている現状からも「共創ブランド」としての魅力も加わり、「みなさんで育てる“不屈のねぎ”」として情報発信し始めます。
ブログやSNSを活用して不屈のストーリーを拡散し、共感の輪が広がりサポーターが誕生。その中には泊まり込みで農業ボランティアに訪れたり、自発的に観光に訪れるなど、地元とファンを巻き込む活動が活発化していきます。

それと共に地元企業や飲食店との商談も生まれ始め、コラボ企画や限定メニューの共同開発、公式キャラクターの誕生など広がりを見せています。

これらの活動がマスメディアでも多く取り上げられ、「動画で応募!地方創生大賞」でもPR動画が優秀賞を受賞するなど、地域ブランドにおける、ファン構築の成果を生み出しています。
ブランド要素の開発からプロモーションまでを一貫して行っている点、地方創生の視点で社会的意義の高い活動である点、デジタルを活用して巻き込み型のファンづくりで成功した点などが審査員から高い評価を得て、2018年度の大賞に選ばれました。



2018年度 準大賞受賞
能登輪島米物語(石川県)
ブランド・マネージャー:株式会社Bespoke 長田敏希/平手敦


「お米を生活者に直接売りたい」という輪島のお米農家さん9社が手を携えて2014年にスタートしたプロジェクト。当初は市の事業で、地元のデザイナーにパッケージデザインだけをしてもらったものの、商品の売れ行きは芳しくなく、流通からの返品率も3割を超えている状況でした。
当時、輪島市に地域おこし協力隊の制度を使って勤務を始めた、山本亮さんがこのプロジェクトを引き継ぎ担当。プロジェクトの不調に頭を抱える輪島市を助けたいと、策を練ります。まず山本さんが危機感を感じたのは、プロジェクトに生産者さんの想いが反映されていないことでした。市のプロジェクトとはいえ、そこに生産者が主体的に関わる重要性を強く感じた山本さんは、母校の東京農業大学で教鞭をとる長田敏希さんに相談。チームビルディングを含めたブランド構築を依頼することとなります。

生産者が最も誇りをもつ味の良さだけでは差別化にはなりづらいと感じた長田さんは、米の食べ比べを生産者を巻き込んで行うことで、自分たちの立ち位置や一般のお客さんの感覚を理解してもらうことから始めました。どのお米も特色があって美味しい。そうであるならば、味の優劣ではなくて食べ合わせるおかずによって選び分けたり、輪島の観光資源と組み合わせることでの相乗効果を生み出すことが有効なのではないか、そう仮説を立ててプロジェクトは生産者さんを巻き込みながら加速していきます。
9種類のお米に9種類のパッケージデザイン。それぞれ、能登輪島が誇る自然や祭りごとの風景を描き、生産者さんの似顔絵とおすすめのおかずも描きました。お米とおかず、食を通して輪島を旅し、魅力を感じ取ってもらいたい。そんな想いが込められた商品が誕生しました。
リリース直後からマスメディアの取材が入り、名旅館と名高い「加賀屋」のギフト商材にも選ばれるなど、高い注目と評価を集めています。また旧商品では返品率が3割を超えていたものが現在はほぼ返品なし。人気の高さをうかがわせます。
役所任せではない、生産者と一体化してブランディングを行った意義深さ、自商品のみならず地域全体の相互創生を目指して取り組まれた点、生産者の想い・コンセプト・パッケージデザインに至るまでの一貫性などが評価され、2018年度の準大賞に選ばれました。



2017年度 大賞&中小企業特別賞(中小企業庁長官交付)受賞
株式会社石井事務機センター(岡山県)
ブランド・マネージャー:株式会社ファーストデコ 扇野睦巳


岡山県に本社を構える事務機・事務用品・オフィス家具の販売を行う同社は、社員数29名、創業は明治44年という歴史ある企業です。2015年に4代目として社長に就任した石井聖博(まさひろ)さんは、リーマンショック直後の債務超過の状況から脱却すべく、同業他社と差別化するための新たなビジネスモデルの構築に悩んでいました。
 ブランド・マネージャーの扇野睦巳(おおぎのむつみ)さんに相談があったのは4代目の就任直後の2015年秋。100年を超える歴史を紐解き、創業の精神を振り返り、事業ドメインの変遷を辿り、時代とともに変化してきたこと、逆に変わらず提供し続けてきた価値とを棚卸して整理しました。
 ブランディングメンバーであった若手女性社員の病気療養をきっかけに、真の経営理念に巡り会い、社長以下ブランディングチームの方向性が一気に合わさっていきました。結果、明確なブランド・アイデンティティが見いだされ、その後のブランド要素の設計まで数か月で行いました。
 2016年年始からすぐに、ブランド・アイデンティティに則ったブランド要素の設計から、そのブランド要素をふんだんに活用した自社オフィスのリノベーションを実施。「ワクスマ」と名付けられた新規事業ブランドの核となるライブオフィスは、これまでの事務機販売業では珍しい情緒的価値を生み出しています。
 ブランディング開始からわずか1年後には、総務省の「テレワーク先駆者百選」(2016)に選出。次世代へ繋げるための新卒採用も成功し、2017年には岡山県内の入社したい企業ランキングで12位を獲得するなど、働き方改革にまで及ぶ改善プロセス、成果ともに優れていることから、大賞に選ばれました。



2017年度 準大賞受賞
佐々木慎太郎行政書士事務所(宮城県)
ブランド・マネージャー:コアラス 野村佳生


行政書士の資格を取って2年に満たなかった佐々木慎太郎さんは、2015年当時、建設業・産廃業に関わる行政申請を行っていました。ほとんどの案件は先輩行政書士事務所のサポートや紹介で、年齢が若いこと、経験が少ないことから自信もなく、将来に不安を感じていたそうです。 そんな中、ホームページのリニューアルを依頼したいとブランド・マネージャーの野村佳生(よしき)さんの元に相談に訪れます。見栄えの良いホームページを用意すれば、きっと相談も増え、直接の依頼も増えるはず…。そう信じていた佐々木さんでしたが、野村さんから士業としての「強み」や同業他者との「独自性」を聞かれても明確な返答ができなかったそうです。そこで、ホームページリニューアルの前に、ブランディングをイチから構築することになったのです。
マクロ分析から見出したドローンの飛行申請。弱みだと思っていた「若さ」を強みに転換させたブランド・アイデンティティ。そのブランド・アイデンティティを効果的に伝えるためのビジュアルツールなど、個人事務所であることと若さからくるバイタリティで、スピード感と粘り強さの二人三脚で徐々に効果を上げていきます。
集客に困っていた事が嘘のように、現在では直接案件の数も増え、全国からの相談や、顧問契約も実現しています。ブランディング前後の比較では売り上げが5倍以上。ドローンの飛行申請では国内の行政書士でも5本の指には入るだろう実績を上げています。
 DMM.com本社で行われたドローン飛行申請超会議に登壇したり、(社)日本ドローンレース協会(JDRA)の顧問行政書士を担当。ブルーイノベーション(株)とSoftBankC&S(株)が協業し提供している「SORAPASS」からの飛行申請代行を行うなど、独自性と第三者からの評価実績が認められ、準大賞に選ばれました。




2016年度 大賞受賞
地元墓石店のリブランディング 石栁北原(長野県)
ブランド・マネージャー:株式会社イマージ 北原友


創業135年の老舗石材店。5代目の社長に代替わりしたものの、売り上げは下がる一方。改装を含め計画し、売り上げの再建を図りたいとの相談を受け、ブランディングに着手しました。
競合の増加・インターネットの普及に伴い、売り上げが年々減少。毎年開催していたイベント(展示会)もここ数年客足が遠のき、年間3600万円という過去最低の売り上げが2年続いていたため、ご家族はこの先の経営に対して不安が募る一方でした。そこでまず、ブランド構築のプロセスを積み上げ、明確なブランド・アイデンティティを設定。ロゴをはじめとするブランド要素と店舗改装を実施しただけでなく、従業員の接客ストーリーなども意識合わせを行いました。
その結果、リニューアルオープンイベント(2016年4月)から2ヶ月で年内の予約が全て埋まってしまい、今期の売り上げも5000万円台に届く見込みとのことです。また、国産石を使った高額な墓石の注文が増えてきたことも、これまででは考えられない事だと言います。

←信濃毎日新聞、長野日報などにも取り上げられました。





2016年度 準大賞受賞
オヤジ・ブランディング×コンテンツ・ブランディング
株式会社ヴィンテージストック「オーディオ買取屋」(長野県)
ブランド・マネージャー:株式会社ウェブエイト 草間淳哉

事業を始めるきっかけになったのは、実は「アルツハイマー病」。草間さんの祖父は、隠居生活を始めたとたんアルツハイマー病を発症したそうです。家系上、自分も父親も発症するリスクが高い事を恐れていました。そこで、父親にも隠居後の仕事を!と思って準備したのがこのオーディオリユース事業でした。しかし、参入障壁が低く競合は多数。あっという間に価格競争に陥ってしまいました。
ウェブコンサルタントならではの緻密な調査と、ブランディングプロセスから導き出されたペルソナへの的確なアプローチで、ブランド構築を実施。今では売上前年比1.5倍、見積依頼前年比2倍と、シニア世代を応援するビジネスへと成長を続けています。
←信濃毎日新聞、市民タイムスなどにも取り上げられました。



2016年度 審査員特別賞受賞
サルベージ・パーティ
一般社団法人フードサルベージ(東京都)
ブランド・マネージャー:(一社)フードサルベージ/(株)connel 長田敏希、 (株)ナカヤマ  平手敦


『捨てる』を『救う』に。”フードロス(食材廃棄)”が世界的な問題になっている昨今、一般家庭のひとにとってはその規模の大きさから、考える・向き合うきっかけが少ない現状にありました。
参加者が“あまり物”を持ち寄ってそれをシェフが料理に仕立てる「サルベージ・パーティ」の開催を通じ、楽しく、丁寧に食べきる方法を模索している団体。昨今ではサルベージ・パーティを自身で開催できるサルベージ・プロデューサーの育成や、企業とのCSV(共通価値の創造)に力を入れ、さらなる啓蒙活動に挑戦。その社会的価値のみならず、時流にあったペルソナ設定と洗練されたデザイン、メディア等での取材実績などが評価されました。


2019年度募集内容

=応募資格=

1.当協会ベーシックコースを過去に受講済みであること。

2.自らが携わった事例であり、公表しても問題のない事例であること。

3.書類審査通過後の2次選考に参加(もしくは映像提出)することが可能で、かつ、2019年11月16日(土)開催の第9回公開シンポジウムに参加可能であること。


=応募について=

1.応募締切:2019年7月12日(金)18:00まで

2.応募方法:エントリーシートを作成の上、事務局までメールでご応募ください。
《送信先》info@brand-mgr.org
※複数事例の応募も可能です。

3.エントリーシート送信後、応募費用として1事例につき10,800円(税込)を下記口座までお振込ください。
三井住友銀行 浜松町支店 : 普通口座 7469061 ザイ)ブランドマネージャーニンテイキョウカイ


=1次選考について=

1.応募締切後7月26日(金)までに、すべての応募者に結果をお知らせいたします。

2.審査の詳細な内容にはお答えできません。


=2次選考について=

1.1次選考通過者は、9月4日(水)13:00~18:00に行う2次選考にご参加(もしくは映像提出)いただきます。

2.シンポジウムでの発表を想定した、持ち時間30分のプレゼンを行い、協会顧問・理事・評議員による審査を行います。(対面、映像の違いが審査結果に影響することはありません。どちらの場合にも、30分経った時点でプレゼンを終了します。)

3.後日、最終結果とプレゼン内容に対するフィードバックを通知いたします。


=賞について=

1.後述する大賞、準大賞、審査員特別賞のうち、ブランディングの対象が中小企業である事例で、最も上位の賞を授与された事例1件に、中小企業庁長官賞を授与する。(ただし中小企業庁後援が確定し、同賞の授与が許可された場合に限る。)

2.大賞、準大賞受賞者には副賞が与えられます。   

大賞:「3年間資格更新費用免除」「3年間シンポジウム無料招待」 「アドバンスコースもしくはトレーナー認定コースどちらかの受講費用を半額免除(受賞後1年以内の受講に限り)」

  

準大賞:「翌年の資格更新費用免除」「翌年のシンポジウム無料招待」

3.1次選考通過者は、2019年11月16日(土)開催の「第9回公開シンポジウム」にご招待いたします。

4.大賞(1事例)、準大賞(1事例)のそれぞれに選ばれた応募者は、2019年11月16日(土)開催の「第9回公開シンポジウム」での事例発表の機会が与えられ、その場で賞状を授与いたします。

5.このほか、1次選考通過者は入賞事例として、協会ホームページ、配布資料などで事例を掲載させていただきます。(掲載は任意です。)

6.ブランディングによってSDGsの達成、地方創生、6次産業化支援、あるいは農商工連携などに貢献し、特に社会的意義が高いと認められる事例は審査員特別賞に選定し、シンポジウムで賞状を授与いたします。

=応募上の注意=

1.応募事例はオリジナルに限り、所有権は応募者に帰属します。著作権の侵害があった場合は応募者の責任となりますのでご注意ください。

2.応募書類やそれに関連する提出資料の返却はいたしません。



応募締め切り:2019年7月12日(金)18:00まで




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